スウェーデンハウスの現場調査

東京都 K様艇

調査日:2025年12月~2026年3月

【ER(エンジニアリングレポート)】

  • 全体的に大きな問題はなかった。
  • 検査依頼や是正対応に大きな問題はなかった。
  • 現場担当者からの提出物が遅く何度か催促をした経緯あり。最終的には全て提出され、問題なく引渡しが遂行された。

基礎配筋検査レポート

良くある指摘事項が散見された。
下記は、スラブ筋の間隔が設計図書に記載の数値よりも広く組み立てられていた。
下記は、配管スリーブと鉄筋の離隔距離不足。
コンクリートの骨材が充填されず、配管裏側に空洞(ジャンカ)ができる
可能性が高い。鉄筋とコンクリートは一体化して初めてその性能を発揮する。鉄筋を組み立てるのは基礎業者だが、設備配管スリーブを設置するのは
設備業者の為、複数の業者が絡む工程は特に施工ミスが発生しやすい。
 

アンカー検査レポート

全体的に良く出来ていた為、指摘はなかった。
写真は光学式レベルで耐圧版(スラブ)高さを測定している様子。
 

基礎完成検査レポート

アンカーボルトのねじ山にセメント等が付着していた箇所は散見されたが
その場で是正し、問題ない事を確認した。
基礎の仕上がりに大きな問題はなかった。
 

パネル完了検査レポート

外部では、屋根下地材(野地板)の外れ釘、外壁面材の釘打ち漏れ等を確認した。
後日、是正写真が提出され、問題ない事を確認した。
スウェーデンハウスは、工場でパネル製作をしている。パネルには断熱も充填されて
いる為、パネル内部はほとんど目視確認できない。
目視可能な範囲及び、目視確認できない範囲は赤外線カメラ(サーモカメラ)を使用
して確認したが、大きな問題はなかった。
 

内部造作完了検査(木完検査)レポート

一部の石膏ボードにおいて留め付けビスの打ち忘れが確認された。石膏ボードは所定のピッチで下地へ確実に固定することで、壁・天井の剛性確保や仕上げ材の安定性を担保する重要な工程である。
ビスの打ち忘れがある状態では、ボードの浮きやたわみが発生しやすくなり、クロス仕上げ後のひび割れや不陸(凹凸)の原因にもなる。
当該箇所については適正な間隔でのビス増し打ちを指示し、その場で是正完了を確認した。
石膏ボード施工は単純な作業に見える一方で、施工精度が仕上がり品質に直結する工程であるため、施工後の自主確認の徹底が重要である。
 

竣工検査レポート

3月は繁忙期(決算時期)だった事も少なからず影響はしていると思われるが、
他メーカーと比較して、社内検査精度はいまひとつ足りていない印象。
下記は、照明を付ける引掛けシーリングの固定ビスが、下地に留まっておらず空回り
をしている事を確認した。
将来、照明器具が落下するリスクがある、重大な項目のひとつである。
次の写真は、洗面化粧台の排水管からの水漏れを確認した。
特に水漏れ事故は、甚大な被害をもたらすこともあり、施工業者・現場担当者に検査
ルールの徹底などは急務であろう。
 

【まとめ】

工場生産系のハウスメーカーに共通する事だが、一般的な注文住宅(現場で造る)に
比べて、職人の技量に左右(影響)される範囲が少ない為、現場担当の仕事も手配
(段取り)が主で、施工品質等の専門知識にも乏しい印象である。
特に竣工検査では、仕上がり精度(見栄え)の確認が主になるが、仕上がりに対する
意識が特に足りていない印象であった。
 

【K様邸基本情報】

建設地 東京都
工法 木質パネル工法
延べ面積 110㎡~120㎡
階層 2階
契約時見積 該当データなし
最終見積 該当データなし

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