丁寧に施工されており、大きな指摘はなく、施工状況は良好であった。写真は、基準点からの高さ計測の様子。
コンクリートの仕上がり状況は良好で、指摘はほとんどなかった。


壁の防水は遮熱性の透湿防水シートを標準採用。いくつかピンホール(「小さな穴」があるとそこから浸水してしまう)の指摘があった。最近の突発的な降雨量は昔の常識とは全く違う。きちんとした防水施工は当然に、雨漏れへの最大限の配慮が必要である。

屋根はボード状断熱材、ネオマフォームを採用。まっすぐな板状の断熱材と木造は相性が芳しくない傾向にある。木は反りやねじれがあるため、写真のような隙間が発生してしまうからだ。断熱性能は「隙間」があると著しく低下してしまうので、注意が必要だ。
足場解体前の外部竣工検査。大きな問題はなかった。タッチアップが必要な傷などが指摘事項としてあがった。丁寧な施工を心掛けても、こういった小さい傷は必ずあるといっても過言ではない。
内部造作完了検査では、石膏ボードの施工に指摘があった。写真のように留め具(ビス)が石膏ボードの端部寄りに打ち込まれていると、端が欠けてしまい固定不良になってしまう。

| 建設地 | 東京都 |
|---|---|
| 工法 | 枠組壁工法(木造・ツーバイシックス) |
| 延べ面積 | 120〜125㎡ |
| 階層 | 2階 |
| 契約時見積 | 3700〜3800万円 |
| 最終見積 | 3800〜3900万円 |