三井ホームの現場調査

東京都 N様邸

調査日:2020年7月〜10月

【エンジニアリングレポート】

調査結果まとめ

  • 全体を通じて、細かい指摘はあったが大きな問題はなかった 
  • 検査依頼や是正報告に関して問題なし
  • 躯体の含水率超過が続き許容値内まで下げるのに苦労した現場であった
  • 是正は指摘後、修正され問題なく引渡しが遂行された
三井ホーム、東京都N様邸の現場調査レポートです。配筋検査、上棟検査、木完検査においては軽微な指摘事項が散見された。検査回数を重ねるごとに現場監督及び施工店担当者の意識が高まっていき、自主検査徹底のうえ、施工管理状況がよくなっていった印象はある。
 

基礎配筋検査レポート

指摘事項の写真は「鉄筋のかぶり厚さ不足」。主に錆による劣化に配慮して、鉄筋の位置は部位によってきめられている。写真の土に接する箇所は特に、湿気に配慮しなくてはいけない。
 
次の写真は側面(基礎の立上り)を撮影したもので、同様のかぶり厚さ不足。現場ではこのような指摘はよくあるものである。
湿気に配慮することで実施しなくてはいけないもう1例は、防湿シートを施工する事。但し、施工中に穴が開いてしまうことが多々あるので、テープなどで補修をしなくてはいけない。写真は、補修忘れの様子である。
 
全体的に丁寧に施工されていたが、指摘はやはり上がるのが現実だろう。
 

基礎完成検査レポート

基礎完成検査では大きな指摘はなかった。
細かい指摘事項であるが、写真は設備業者の施工に関する内容。
ボルトとナットのかかりが少なく、時間経過とともに緩む恐れがある。配管は傾斜がついており(勾配と呼ぶ)、傾斜が多くても少なくても、配管内部の排水不良起因に直結してしまうので注意が必要だ。
 

上棟検査レポート

写真は屋根の防水、ルーフィング。計画上、かなりの勾配屋根である。
 
安全の為、全面に足場架けをしているのがわかるが、このような施工状況の際、施工ミスが起きやすい。というのも、作り手は人間(職人)、つまり「職人にとって施工がやりづらい」ということはミスが多くなる傾向にある。
 
設計上は職人の事を考えないことも多いので、こういったケースはより慎重なチェックが必要になる。
写真は、木造での指摘率上位の「外壁面材の釘打ち」。スタッドに釘が止まっておらず、いわゆる外れ釘が散見された。
 
特にツーバイでは、釘打ち施工は重要管理項目。職人の作業終わりに自主検査をした後、監督がチェックがする・・簡単なようだが、指摘項目に上がってしまうのが現実だろう。
 
次の写真は構造用金物の施工不備。せっかく金物が設置されているが、釘を打つのを忘れている。
その場で指定の釘を打ち直しさせた。木造は使う金物の種類・数ともに多いので、きちんと管理しなければならない。
 

防水検査レポート

防水検査での一枚。外装材の傷である。
こういったケースで、後で直そうという考え方は正直感心しない。理由は、忘れてしまうからだ。不備が生じた場合には、その場で是正が基本中の基本である。
三井ホームは破れにくい防水の材料を使用しているが、破損の可能性は0ではない。写真のような破損部は、補修を実施すれば問題はないが、補修をしないと・・想像は容易いかと思われる。
 

断熱検査レポート

充填工法である壁の断熱材は一見すると正しく施工できているようにみえるが、赤外線カメラでは小さな隙間も見逃さない。
こういった部分は、その場で手直しを順次させていった。
 

内部造作完了検査レポート

大工工事が終わった段階の検査、次はクロス業者がクロスを貼っていく工程だ。
ビスの打ち忘れのほか、軽微な指摘がいくつか・・と、次の写真のような石膏ボードの隙間をいくつか指摘した現場であった。
ツーバイでは、石膏ボードは耐震性に影響を与える(耐力として、計算している)し、物件によっては防火被覆材の役割も持つので、きちんとした品質が確保されているかは管理必須項目である。
 

足場解体前外装検査レポート

大きな指摘はなく、良好な施工状況であった。写真はトップライトの商品シール跡汚れ。
また、次の写真のように外壁に打ち付けているビスは「防水を鑑みて、止水処理をする」ことを推奨する。

竣工検査レポート

全体的に仕上げ状況は良好であった。写真は階段を歩くと、音が鳴る状態で手直しを指示した。完成時の検査では、実際に何度か昇降することが重要である。

【N様邸基本情報】

建設地 東京都
工法 枠組壁工法(木造・ツーバイシックス)
延べ面積 240〜245㎡
階層 3階
契約時見積 8500〜8600万円
最終見積 9500〜9600万円

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