三井ホームの現場調査

埼玉県 E様邸

調査日:2019年7月〜11月

【エンジニアリングレポート】

調査結果まとめ

  • 全般的には、大きな問題はなかった
  • 検査依頼や是正報告も問題なし
  • 外装仕上げ工事が天候不順時期であり、仕上げ作業に影響があった
  • 是正は指摘後、修正され問題なく引渡しが遂行されている
三井ホーム、埼玉県E様邸の現場調査レポートです。敷地はゆとりがあり、施工条件は恵まれていたため、工事はやりやすかったのではないでしょうか。外部の仕上げ工事完了時に降雨があり、塗料が流れてしまうアクシデントがありました。

フレーミング工事(構造組み立て)は工場制作のパネル工法の為、工期も順調で、品質も問題がありませんでした。

基礎配筋検査レポート

丁寧に施工されていた。写真は、水道の配管が水勾配未確保の指摘写真。適正な角度がないと排水がきちんと流れず、引っ越し後のトラブルにつながる。

基礎完成検査レポート

コンクリートの仕上がり状況は良好。アンカーボルトの1本に、傷があったため、構造検討の確認が必要となった。

上棟検査レポート

枠組壁工法は外壁面材の釘打ちは重要管理項目。この現場はパネル工法(工場で壁の下地を作ってくる)の為、指摘はほとんどなく良好であった。

防水検査レポート

壁の防水はアスファルトフェルトを採用。貫通部に若干の手直しを要したが全体的には良好な施工状況であった。

断熱検査レポート

三井ホーム得意の全館空調採用の現場。ダクト配管(銀色)の曲がりがきつく、R半径が規定通り取れていない個所があった。得意としている会社、職人でも写真のような状況なので、普段採用しない会社では施工状況の確認は必須だろう。

外装完了検査レポート

足場解体前の外部竣工検査。仕上げ直後に降雨に見舞われたため、塗料が流され悲惨な状況であった。もちろん、修補して外装工事は完了に至ったが、最近の突然の雨は、現場品質を大きく左右する恐れがある。ほかの工程でも当然に、天候の予見と降雨対策は必須といっても過言ではない。

内部造作完了検査レポート

内部造作完了検査では、ビスの打ち忘れ等単純なミスが指摘に上がった。大工任せにしているハウスメーカーも多くきちんとした社内検査が実施されていてもミスは必ず存在するといってもいいだろう。

竣工検査レポート

全体的に仕上げ状況は良好であった。

【E様邸基本情報】

建設地 埼玉県
工法 枠組壁工法(木造・ツーバイシックス)
延べ面積 170〜175 ㎡ ( 50〜55 坪)
階層 2階
契約時見積 4100〜4200万円
最終見積 4200〜4300万円

現場調査したハウスメーカーの解説動画

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