住友林業の現場調査

東京都 M様邸

調査日:2019年12月〜2020年2月

【エンジニアリングレポート】

調査結果まとめ

  • 全般的には、大きな問題はなかった
  • 検査依頼や是正報告も問題なし
  • 含水率が下がらずに再検査を実施した
  • 是正は修正され問題なく引渡しが遂行された
住友林業のビックフレーム、東京都M様邸の現場調査レポートです。構造躯体の含水率が高く、再検査実施の必要があった現場です。

こちら年末の工事着工となります。よく受ける質問に「冬季に基礎工事を進めると、気温が低いけど大丈夫か?」というものがありますが、首都圏ではそれほど気にすることはありません。雨も少ない季節ですから、コンクリートの打ち込み・養生に配慮すればいいでしょう。

基礎配筋検査レポート

丁寧に施工されていた。写真は、水道の配管の為に鉄筋を切断したが、補強の鉄筋を入れ忘れであった指摘。緑のテープに鉄筋を追加するように指示。

上棟検査レポート

ビックフレームの特徴は、部材断面寸法の大きな柱で梁を支える梁勝ちラーメン工法だ。重要管理の一つとして、柱の施工状況確認が挙げられる。垂直精度や柱のボルト固定が適切に施工されていたことを確認した。

現場の清掃状況が徹底した様子とは言えず、気になる点であった。現場がきれいであれば品質がいいとは言い切れないが、その逆つまり「現場の整理整頓が行き届いていない現場は施工不適数が多い傾向にある」のは過去のインスペクション経験からわかっている。掃除は技術的な問題ではなく、監督や職人モラルの影響が大きいので注意を要したいところだ。
写真は上棟検査時での含水率超過の様子。木造の含水率管理の徹底は大手のハウスメーカーでも出来ていないのが実情だ。

防水検査レポート

木造住宅の2次防水は一般的に透湿防水シートを使う。現場では「防水紙」と呼ばれるもので紙のような雨水材料なので、破損しやすく取り扱い注意といえる。防水検査では、写真のバルコニー床も併せて検査を実施する。施工状況は良好であった。 よくある指摘は外壁貫通部。写真のような設備の為に外壁に穴をあける部位のことだが、防水テープの貼り方など指摘は尽きない。

断熱検査レポート

壁は充填系のグラスウールを採用。職人の技量にもよるが、次の写真のように隙間が散見される工法なので注意が必要。
上棟時での指摘項目、含水率を再測定したが依然として超過した状況に「後日の再検査」が決定した。

含水率測定再検査レポート

2月18日の3回目の検査で規定値以下をようやく確認できた。
上棟時から約3週間経過して、やっと規定値以下。乾燥した時期でありながら、相当期間を要することがわかるが、梅雨時など湿度が高い時期は、乾燥にはかなりの時間がかかり全体的な工期にも影響を及ぼすことがある。 全体的に仕上げ状況は良好であった。

【M様邸基本情報】

建設地 東京都
工法 木造軸組工法(ビックフレーム)
延べ面積 100〜110㎡
階層 2階
契約時見積 3500〜3600万円
最終見積 4000〜4100万円

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