丁寧に施工されていた。写真は、水道の配管の為に鉄筋を切断したが、補強の鉄筋を入れ忘れであった指摘。緑のテープに鉄筋を追加するように指示。
ビックフレームの特徴は、部材断面寸法の大きな柱で梁を支える梁勝ちラーメン工法だ。重要管理の一つとして、柱の施工状況確認が挙げられる。垂直精度や柱のボルト固定が適切に施工されていたことを確認した。
写真は上棟検査時での含水率超過の様子。木造の含水率管理の徹底は大手のハウスメーカーでも出来ていないのが実情だ。
木造住宅の2次防水は一般的に透湿防水シートを使う。現場では「防水紙」と呼ばれるもので紙のような雨水材料なので、破損しやすく取り扱い注意といえる。
防水検査では、写真のバルコニー床も併せて検査を実施する。施工状況は良好であった。 よくある指摘は外壁貫通部。写真のような設備の為に外壁に穴をあける部位のことだが、防水テープの貼り方など指摘は尽きない。
壁は充填系のグラスウールを採用。職人の技量にもよるが、次の写真のように隙間が散見される工法なので注意が必要。
上棟時での指摘項目、含水率を再測定したが依然として超過した状況に「後日の再検査」が決定した。
上棟時から約3週間経過して、やっと規定値以下。乾燥した時期でありながら、相当期間を要することがわかるが、梅雨時など湿度が高い時期は、乾燥にはかなりの時間がかかり全体的な工期にも影響を及ぼすことがある。 全体的に仕上げ状況は良好であった。| 建設地 | 東京都 |
|---|---|
| 工法 | 木造軸組工法(ビックフレーム) |
| 延べ面積 | 100〜110㎡ |
| 階層 | 2階 |
| 契約時見積 | 3500〜3600万円 |
| 最終見積 | 4000〜4100万円 |