住友林業の現場調査

東京都 Y様邸

調査日:2023年3月2日

【エンジニアリングレポート】

調査結果まとめ

  • 全般的には、大きな問題はなかった
  • 検査依頼や是正報告も問題なし
  • 指摘の是正は速やかに実施され、問題なく引渡しは遂行された
 
住友林業、東京都のY様邸の現場調査レポートです。本件はスムーズに進行し、指摘個所数は少なく、特に是正対応は他社と比べ真摯かつ迅速に対応していた印象でした。
 

基礎配筋検査レポート


基礎配筋検査では、鉄筋が正しく施工されているかが主な項目。一例として、次の写真は鉄筋の結束不足の写真。鉄筋同士は結束線で結束が必要だが不足個所が散見された。

なお、軽微な指摘はあったが、全体的には施工状況良好であった。
 

基礎完成検査レポート


基礎完成検査では仕上がり状況の確認が主な項目。例えば、このタイミングで基礎にクラック(ひび割れ)が無いか等を確認する。基礎配筋検査同様に、大きな問題はなく、現場清掃も含め指摘はほとんどなかった。
 

上棟検査レポート


写真はビッグコラムのナット締め付け状況の確認。住友林業ではトルク管理をしているとの事だが、現場を見るとチェック済のマーキングがされており、管理している様子は伺えた。現地でも抜取りでトルク確認を実施し問題ない事が確認できた。

写真は含水率測定状況で、数値は規定値以内。含水率は、日本農林規格で定められている数値を上回る個所がある場合数値が下回るのを確認できなければ乾燥をさせて適切な状況まで待つしかない。濡れてしまった場合は、工期に影響がでてしまう為、含水率は重要管理項目となる。
 

防水検査レポート


防水紙は社名入りのシートを標準採用している。材料が紙のように薄く、水は通さず通気ができる材料特徴だが、その名の通り破れやすいので、取り扱いに注意が必要な代物である。

貫通スリーブまわりの処理は雨漏れに影響する重要な個所である。施工状況は良好でほとんど指摘はなかった。
 

断熱検査レポート


断熱材は天井と壁共に充填工法。写真はサーモカメラにて断熱欠損を確認した。目で見ても判断が出来ないような個所もあるので、サーモカメラを使用して担当者にもその場で画像を確認してもらい、不具合原因などヒヤリングをしている。

写真は天井ダクトまわりの断熱欠損。サーモカメラで確認するまでも無く、隙間が大きくできている事がわかる。断熱検査では特に設備絡みの配線やダクトまわりに不具合が集中しているのはどのハウスメーカーでも共通事項なのが実情である。
 

内部造作完了検査レポート


写真は、壁の石膏ボードと石膏ボードの継ぎ目にビスが打ち込まれている様子。このような不備を現場では数箇所散見。これでは留め付けビスの役割を果たせていないのでビスを増し打ちするよう指示した。

壁の石膏ボードと石膏ボードの継ぎ目部分の隙間が大きい個所を確認した。写真の個所は下地材が見えるほどの隙間(約5㎜程度)であった。指摘個所は石膏ボードを張り替えるよう指示をした。
 

【Y様邸基本情報】

建設地 東京都
工法 木造(BF工法)
延べ面積 95〜105㎡
階層 2 階
契約時見積 4200〜4300 万円
最終見積 4400〜4500 万円

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