住友林業の現場調査

神奈川県 O様邸

調査日:2024年9月10日

【エンジニアリングレポート】

調査結果まとめ



  • 全般的に、大きな問題はなかった。
  • 検査依頼や現場対応は問題なし。
  • 指摘事項は全て是正され、問題なく引渡しが遂行された。
 
住友林業のビックフレーム、神奈川県O様邸の現場調査レポートです。本件はスムーズに進行し、特に是正対応は他社と比べ迅速な対応の印象でした。一時期は、当センターが介入出来ない時期があった為、大手のなかで比較的実現場の情報が少ないハウスメーカー。なお、理由は不明ですが、現在では問題なく介入できています。おそらく時流のため、せざるを得ないのでは・・と推察しています。
 

基礎配筋検査レポート


丁寧に施工されており、検査前の事前準備及び当日対応含め、他社と比較しても迅速に対応されていた。
 

基礎完成検査レポート


基礎完成時では、主に基礎の出来形確認だが、それ以外ではアンカーボルトの施工状況も重要な項目のひとつだ。アンカーボルトは基礎への埋め込み必要長さも決まっている為、不足している場合、必要な耐力が確保できない。現場はボルトの必要出寸法含め問題はなかった。
 

上棟検査レポート


写真はビッグコラムのナット締め付け状況の確認。住友林業ではトルク管理をしているとの事だが、現場を見るとチェック済のマーキングがされており、管理している様子は伺えた。現地でも抜取りでトルク確認を実施し問題ない事が確認できた。
 

防水検査レポート


防水紙は社名入りの透湿防水シートを採用している。材料が紙のように薄く、水は通さず通気ができる材料特徴を謡うのだが、その名の通り破れやすいので、取り扱いに注意が必要な代物である。


写真は、貫通スリーブの勾配は室内側から屋外側へ下り勾配にする必要がある。施工が逆勾配(上り勾配)で設置した場合、雨水等が室内に逆流する事になるので勾配確認は重要な項目のひとつだ。
 

断熱検査レポート


壁・天井とも充填系のグラスウールを採用。職人の技量にもよるが、隙間が散見される項目だが、丁寧に施工されており大きな問題はなかった。

写真のダクトまわりは、特に欠損が散見される個所だが、隙間には断熱材が追加充填されており、品質管理も行き届いている事が見てとれた。
 

内部造作完了検査レポート


内部造作完了検査では、主に仕上がりに直結する検査項目である。写真は入隅壁の直角精度の確認だが、下地精度が悪く、是正指示をした。建物が完成してから発覚した場合、手直しは大掛かりになるため、このタイミングでの確認が最後のチャンスと言ってもいい。

写真は造作建具の垂直精度確認。全体的に仕上げ状況は良好であった。
 

【O様邸基本情報】

建設地 神奈川県
工法 木造軸組工法(ビックフレーム)
延べ面積 80〜90㎡
階層 平屋
契約時見積 2800〜3000 万円
最終見積 2900〜3100 万円

現場調査したハウスメーカーの解説動画

住友林業の現場調査

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